障害者グループホームの利用の流れ
障害者グループホームには、一定の障害に該当していれば入居することができます。
しかし、希望すればすぐに利用できるわけではありません。
いざというときに慌てないためにも、グループホームの利用の流れについて知っておくことが大切です。
1. 最初に障害者手帳を申請する
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原則的に障害者グループホームを利用するには、障害者手帳を所持している必要があります。
そのため、まだ障害者手帳を持っていない方は、市役所にて手帳の申請手続きをしましょう。
手帳が交付されるとともに、本人の障害の状態がどの程度なのかという、障害支援区分1~6も認定されます。
障害支援区分の判断の目安ですが、数字が大きくなるにしたがって、障害の程度が重いという意味合いになります。ただ、手帳は申請から交付までに1ヶ月~2ヶ月程度の時間がかかりますので、早めの対応がおすすめです。
2. グループホームの情報収集をし、事前見学などを行う
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障害者手帳を手にできたら、実際にグループホームを探します。
ホームの情報は、主治医を始めとする医療機関のスタッフや市役所の医療・福祉関連部署などに相談し、希望のホームをいくつかピックアップしてください。
そのうえで、実際にホームにコンタクトを取り、質問などをしてみましょう。また、場所によってはホームの事前見学や宿泊体験を行っているケースもあります。
生活の場に直接触れることで自分との相性などが分かりやすくなりますので、ぜひ積極的に試してみてくださいね。
3. 希望のホームへ入居の申し込み、利用開始
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入居したいホームが決まったら、利用の申し込みをします。
その後、ホーム側が入居審査を行い、通過すればお互いに利用契約を交わす流れとなります。
また、利用者個人の今後の生活目標をもとに、各々に合わせた支援や援助計画が立てられますので、安心して生活を始めましょう。
なお、ホームで過ごす中で新たな悩みなどが生じたときは、その都度相談に応じ、支援・援助計画の変更や調整なども行いながらサポートして行きます。